
スケジュール調整を日頃行っているビジネスマンの中には、以下のような悩みを持っているひともいるのではないでしょうか。
- 時間単位まで細かい日程調整ができない
- 日程調整ツールを選ぶ基準がわからない
- 日程調整ツールが多くてどれがいいのかわからない
本記事では、日程調整ツールを選ぶ際に気にするべき点や、おすすめの日程調整ツールについて解説していきます。スケジュールを調整するために、もっと効率的な方法を探している人はぜひ最後までお読みください。
LINEでは時間単位での日程調整はできない?
現在、国内のLINEユーザー数は8,600万人以上います。日ごろから連絡手段としてLINEを活用している人も多いため、スケジュール調整でLINEの機能を活用する人は多いでしょう。
しかし、LINEのスケジュール機能は日にちの指定までは可能ですが、時間単位の日程調整はできません。
飲み会で使用するのであれば問題ないですが、ビジネスでLINEスケジュールを活用する場合、時間単位の細かい日程調整ができないので手間が増えてしまいます。
また、日程調整をするにはアカウントを共有する必要があるため、毎回相手とLINEアカウントを交換するのは面倒に感じるでしょう。
仕事で日程調整を行う頻度が多い場合、ビジネス用に開発されている日程調整ツールの導入がおすすめです。
LINEは時間単位でのスケジュールの調整・管理には不向き
LINEで日程調整する場合、日にち単位での日程調整しかできません。つまり、時間単位の日程調整ができないのです。
飲み会などといった大まかな時間が決まっていれば成立するイベントごとであれば問題ありませんが、分単位で時間が決まっているビジネスシーンでは不便と言えます。
スケジュール確定後の管理面においても、日程調整同様に手間が掛かるため、あまりおすすめできません。
そもそも日程調整ツールとは?
日程調整ツールは、名称の通り「日程調整をより効率的に行うためのツール」です。
サービスによって搭載されている機能は異なりますが、現在使用しているGoogleカレンダーと同期する機能やURLを自動発行する機能などが基本的に付いてます。
シーンごとの提携文を保存することもできるため、手動でメールを使ってやりとりをし、一から日程を合わせるよりもはるかに効率的です。
特に、営業や採用担当など、常に人とコミュニケーションをとって予定を合わせる仕事に従事している人は、日程調整ツールを使えば業務時間を大幅に短縮できます。
日程調整ツールの選び方は?
日程調整ツールを選ぶ際は、以下8個の項目に気を配りましょう。
- ①日にち単位ではなく「時間単位」で候補日程を抽出できるか
- ②無料で使えるか・無料体験プランがあるか
- ③チーム機能があるか
- ④候補日程のピックアップを自動化できるか
- ⑤ZoomなどオンラインツールのURL自動発行機能があるか
- ⑥普段使っているカレンダーと連携しているか(Google・outlookカレンダーとの連携)
- ⑦複数人(3人以上)での日程調整も自動化できるか【投票機能】
- ⑧移動時間を考慮した日程調整ができるか
日程調整ツールはどれも便利ですが、上記の項目に当てはまるものを選択すると、よりストレスを感じずにスケジュール調整が可能になります。
それぞれの項目について確認していきましょう。
①日にち単位ではなく「時間単位」で候補日程を抽出できるか
チャットツールであるLINEは、生活インフラのひとつとして、プライベートだけでなく仕事でも活用されるようになっています。しかし、LINEの日程調整機能ではまだ時間単位の指定ができません。
時間単位の指定ができないと、細かいやりとりは別で行う必要があるので手間が増えてしまいます。
日程調整ツールを選ぶ際は、候補日程の抽出を時間単位で可能なものを選択するようにしましょう。
②無料で使えるか・無料体験プランがあるか
日程調整ツールは国内に複数存在しますが、中には無料プランや無料期間が設けられているものもあります。
無料期間を活用すれば、実際に使用して、自分が求めている機能がきちんと使えるか確認可能なのでミスマッチを防げます。
情報が掲載されている公式サイトを見ただけだと、実際の使い心地がわからないので、料金を払って使う前に一度試せるツールを選択しましょう。
使用頻度が高いビジネスツールは機能面だけでなく、ストレスを感じにくいUIも重要なので、機能だけでなくデザイン性についても合わせて確認することをおすすめします。
③チーム機能があるか
日程調整は全部手動で行うと、カレンダーを確認して空いている日程を割り出す必要があります。
特に、参加者が多人数の場合は、全員に日程を聞いて回っていると大幅な時間ロスにつながってしまうでしょう。
チーム機能がある日程調整ツールはカレンダーの情報を共有できるため、候補日程を自動で抽出してくれます。
何もしなくてもチームメンバー全員が都合の良い日程を自動で割り出されるので、作業の効率化につなげることが可能です。
日程調整ツールにチーム機能がある場合は「全員参加」「誰か1人が参加」など、メンバーごとに参加条件を選べるのかについても注目してください。
④候補日程のピックアップを自動化できるか
日程調整ツールを選ぶ際、候補日程のピックアップを自動化できるかについても重要視しましょう。
予定が多いビジネスマンの場合、候補日程を洗い出すだけでも多くの時間を使ってしまいます。
候補日程の自動ピックアップがあると、スケジュール確定までの時間を短縮できるので、空いた時間で他の作業に集中可能です。
簡易的な日程調整ツールだと、自動で日程を選ぶ機能がない可能性があるので注意してください。
⑤ZoomなどオンラインツールのURL自動発行機能があるか
社会にテレワークが浸透した昨今では、Zoomなどのオンラインミーティングツールを活用する機会が増えています。
現在、オンラインミーティング機能で商談や打ち合わせをしている人は、アプリで発行したURLを相手に知らせて招待しているはずです。
日程調整ツールの中には、会議ツールと連携して、URLを自動発行してくれる機能があるので、わざわざチャットやメールを使って知らせる必要もなくなります。
新しい生活様式が定着した日本では、今後もオンラインミーティングのためのツールの需要が高まっていくことが予想できます。したがって、日程調整ツールを選ぶときは、Web会議ツールのURLを自動発行してくれる機能があるものを選択しましょう。
⑥普段使っているカレンダーと連携しているか(Google・outlookカレンダーとの連携)
日程調整ツールは、Googleカレンダーやoutlookカレンダーと連携して、日程を自動で設定してくれます。
手作業でカレンダーの予定を確認する必要がないことがメリットです。
連携できるカレンダーは日程調整ツールによって異なるため、今使用しているカレンダーを引き続き使用できるのか確認しましょう。
確認不足で現在使用しているカレンダーを連携できないと、わざわざ他のカレンダーに変えて日程を再度入れ直す必要があるので注意が必要です。
⑦複数人(3人以上)での日程調整も自動化できるか【投票機能】
商談や打ち合わせが多い職業の場合、複数人で日程を合わせることがあります。複数人でスケジュールを調整する際は、投票機能があるツールが便利です。
2人までの日程調整は、自分と相手の都合だけを考慮すれば問題ありません。
しかし、3人以上になると、それぞれの予定を考慮してスケジュール調整をするので、投票形式にした方が効率的でしょう。
日程調整ツールによっては、自分の都合が良い日を抽出して提示する「予約受付型 」に特化しているものがあり、投票形式に対応していない場合があります。
複数人でスケジュール調整をする機会が多い人は、事前に投票機能が使えるのか確認しておきましょう。
⑧移動時間を考慮した日程調整ができるか
マーケティング業務や営業に携わっている人の中には、外部での打ち合わせが多い人もいるでしょう。
外出して打ち合わせを行う頻度が多い場合、移動時間を自動で考慮してくれる日程調整ツールがおすすめです。
移動時間を考えて日程調整をしないと「次の予定に間に合わない」などの問題が発生して、取引先にも迷惑をかけてしまいます。
電車を調べるためのアプリを毎回使っていると面倒なので、日程調整ツールで自動化できると便利です。
なお、海外の日程調整ツールの中には、移動時間を考慮して設定できないものもあるので注意してください。
おすすめの日程調整・スケジュール調整ツールは?【使いやすさ順にランキング形式で紹介】
おすすめの日程調整ツールは以下の4つです。
- 1位:Smoothly
- 2位:you can book me
- 3位:calendly
- 4位:アイテマス
- 5位:doodle
- 6位:Googleカレンダー
それぞれ機能や使いやすさが異なるので、自分に合ったものを選びましょう。
使いやすい順に紹介していくので、日程調整ツールを探している人はぜひ参考にしてください。
おすすめの日程調整ツール1位:Smoothly||ビジネスマンにイチオシの日程調整ツール
Smoohtlyは、使いやすいUIと豊富な機能が特徴の日程調整ツールです。手動による候補日程のピックアップやチーム機能を搭載しているので、簡単かつ迅速に候補日を選択できます。
また、投票機能があるので複数人での日程調整でも安心して使用できるでしょう。
設定方法についても具体的な手順が明記されているので、初めて日程調整ツールを使う人でも安心です。
2週間の無料期間があるので、まずは使用感を試してみて、ビジネスで導入できるかどうか確認してください。
おすすめの日程調整ツール2位:you can book me
you can book meは、イギリスの会社によって2011年に開発された日程調整ツールです。世界中で使用されているため、認知度が高い点が魅力のひとつだと言えるでしょう。
GoogleカレンダーやMicrosoftカレンダーなど、主要なカレンダーツールと連携できるので、現在使用しているツールから変更する必要がありません。
また、ZoomなどのWeb会議ツールとも連携可能です。
ただし、you can back meは、海外のツールであるため表記が英語になっています。英語があまり得意ではない人や、日本語設定にしたい人は操作のしにくさが負担に感じるかもしれません。
おすすめの日程調整ツール3位:calendly|スマホアプリにも対応のスケジュール調整ツール
calendyは「you can book me」と同じく、海外の日程調整ツールです。世界中で活用されており、1,000万人近くのユーザーを保持しています。
calendlyは、1対1の日程調整であれば無料で使用できZoomとの連携も可能です。
また、海外にいる人とミーティングする際、時差を自動で考慮してくれる機能があることも特徴のひとつです。
ノマドワーカーや海外で働いているビジネスマンに特におすすめだと言えるでしょう。
まだ日本語の対応がされていないので、英語に慣れていない人が本格的に導入する場合はネット上で使い方について調べる必要があります。
おすすめの日程調整ツール4位:アイテマス
アイテマスは、、基本的な機能を無料で使えることが魅力です。
Web会議のURL自動発行や空き日程の提案もしてくれます。
Googleカレンダーにも対応しているため、確認ミスによって起こるダブルブッキングの心配もなくなるでしょう。
ただし、Googleカレンダー以外のカレンダーツールとの連携機能や、チーム機能がない点には注意が必要です。
おすすめの日程調整ツール5位:doodle
doodleは、web上で簡単に入力フォームを作ってスケジュール調整ができるツールです。
相手との日程調整の際、両者の希望の日程が一目で分かるようになっています。
ただし、日本語対応が未だされていないので、普段から英語に慣れていない方は苦戦する可能性があります。
おすすめの日程調整ツール6位:Googleカレンダー
Googleカレンダーは、今や多くの方に使用されているツールです。
日本人でも問題なく使用できるよう、使いやすい設計がなされていますので、相手との日程調整もしやすい構造となっています。
しかし、複数人同時に日程調整ができない点や、zoomと連携機能を持っていない点が若干不便と言えるでしょう。
一方で、Smoothlyなら複数人同時に日程調整ができますし、zoomとの連携も柔軟に対応しています。普段からzoomを使っていて、かつグループで日程調整することが多い方はSmoothlyを使うと良いでしょう。
【学生向け日程調整ツール】タッピー
タッピーは大学生におすすめな日程調整ツールです。大学生が予定を見やすいように、時間割表の形式で予定を入れることができます。複数人で同時に日程調整もできますので、サークルメンバーやバイトメンバー同士で活用できるツールとなっています。
一方で、Googleカレンダーに日程が自動で反映されないため、毎回自身で入力する手間が発生してしまいます。
また、zoomなどのオンラインツールと連携できないため、zoomミーティングで日程調整する際に不便になってしまいます。
日程調整ツールを使うべき人の職種は?
日程調整ツールを使うべき人の職種について解説します。
自身の職種で日程調整ツールを導入するか検討している方はぜひ参考にしてみてください。
アポイントが多いビジネスマン
仕事の性質上、普段からアポイントが多いビジネスマンは日程調整ツールを使うべきでしょう。
現在、日程調整の際に電話などで直接相手の空いている日を聞いて日程調整されている方は、日程調整ツールを活用することで大幅な時間短縮が見込めます。
日程調整を代理で行うことが多い秘書
普段からスケジュール管理を依頼されている秘書の方にとっても、日程調整ツールは便利です。
日程調整ツールを活用することで、業務効率が向上し、他業務に時間を費やすことができるようになるでしょう。
Smoothlyなら代理での日程調整も可能ですので、ぜひ検討してみてください。
日程調整ツールを使うべき人の業種は?
日程調整ツールを使うべき人の業種について解説します。
自身の業種で日程調整ツールを導入するか検討している方はぜひ参考にしてみてください。
人材業界|面接・面談の日程調整におすすめ
人材業界においては、もはや面接・面談なくして成立しない業種と言えるでしょう。
転職希望者の支援をするために面接の練習をしたり、今後の進路を決めるために面談して打ち合わせたりと、転職希望者との日程調整の機会が多く存在します。
日程調整ツールを使えば、転職希望者との面談もスムーズに調整することができます。
IT業界|オンラインの打ち合わせにおすすめ
IT業界においても日程調整ツールの使用をおすすめします。PCを媒体として商品を展開するケースがほとんどになると思いますので、必然的にオンラインの打ち合わせが多くなるでしょう。
そんな時に日程調整ツールを使うことで、スムーズに相手との日程調整が進められます。
万が一相手がツールを使ったことがない方であっても、IT業界の方であればオンラインツールの使用に慣れていると思いますので、すぐに使い慣れていくでしょう。
サービス業|美容院・占いなどToC向けの業界におすすめ
サービス業全般は、普段からお客さんの予約を受け付ける機会が多いと思います。
そんな時、日程調整ツールを使えば、お客さん側もストレスなく予約をすることができます。
また店側も、効率的に予約を受けることができるのです。両者ストレスなく予約をし、受けれる体制があれば安定的に経営を続けていくことができるでしょう。
まとめ:時間単位でのスケジュール調整はSmoothlyがおすすめ!
ビジネスでアポイントが多い職業に就いている人が日程調整を行う際、日にちだけでなく、時間単位でスケジュールを組む必要があります。
LINEなどのサービスでも日程調整は可能ですが、時間の指定ができないので、手動で細かい調整をする手間が発生します。
今以上にスケジュール調整をスムーズにしたい人には、候補日の選定やURLの発行を自動化してくれる日程調整ツールの導入がおすすめです。
特に「Smoothly」は、作り込まれたUIと豊富な機能で、これまで多くの時間を要して業務を圧迫していた日程調整の手間を大幅に削減できます。
カレンダーやWeb会議など、主要なツールとの連携はもちろんのこと、チーム機能やダブルブッキング防止機能があるので、どの職業やシチュエーションでも対応できるでしょう。
また、手動での候補日程ピックアップがあるため、日時の設定を直感的に操作できることも魅力です。


